コース

大学院留学

大学院の入学条件

入学の要件は、「大学(学部)の成績」「バックグラウンド」「英語力」の三つです。

大学の成績

大学院の 合格を得るために最も重要なのは大学(学部)の成績です。これをGPA (P.14の大学の基礎学力参照)で評価します。GPAは、取得した科目の単位数にグレードポイントを掛け算し、それらの合計を出し、その合計ポイントを 総単位数で割ったものです。一般的に3.0以上が要求されます。日本の大学は優・良・可・不可の4段階で成績を評価するところが多いようですが、欧米の大 学ではA・B・C・D・Eの5段階で成績をつけます。日本人が欧米の大学院に願書を出す場合、大学から英文の成績証明書を交付してもらいますが、その換算 基準は次の通りです。 日本の成績の換算
日本の成績 欧米の成績 GP
A 4.0
B 3.0
C 2.0
 

英語力

ビ ジネス、メディカル、ロー等のプロフェショナルスクール以外の分野、つまりサイエンス、アート、その他のアカデミックな分野の大学院選抜には、GRE (Graduate Record Examination) のスコアの提出を求める大学院もあります。ビジネススク−ルではGMAT (The Graduate Management Admission Test) のスコアが必須です。

これらのテストは足切り用のものではありません。

バックグラウンド

専 攻分野についてある程度の予備知識や経験がある事が要求されます。この予備知識や経験の事を「バックグラウンド」といいます。バッククラウンドには、「ア カデミック・バックグラウンド(学問的な経歴)」「プロフェッショナル・バックグラウンド(職業的な経歴)」の二つあります。 アカデミック・バックグラウンドが特に重視されるのは心理学、化学、物理学等のアカデミックな分野です。これに対してMBA(経営学修士)ではアカデミッ ク・バックグラウンドは問われず、プロフェッショナル・バックグラウンドを問われます。一方、これといった職歴がなく、プロフェショナル・バックグランド が不十分と思われる場合でも、アルバイト体験やインターンシップ、ボランティアやサークル活動を通じてリーダーシップを発揮していたり、企画・運営に携 わったりしていれば、それなりに評価されます。

英語力

ア メリカ、カナダの大学院では、 TOEFL(Test of English as a Foreign Language)のスコアの提出が要求され、イギリス、オーストラリアとニュージーランドの大学院では、IELTS(International English Language Testing System)スコアの提出が要が要求されます。
留学先 TOEFLでの合格目安 IELSでの合格目安
アメリカ、カナダ 79~
イギリス、オーストラリア - 6.0~
 

エッセイ

大学院で何を学ぶのかのビジョン、大学院を出てからの計画について600ワード程度で書きます。 大学によっては、テーマを与えられる場合もあります。

推薦状

大学に先生か職場の上司の推薦状を求められます。 GPA、TOEFL、大学卒業後の職業的な経歴等、様々な角度から志願者を総合的に評価するのが海外の大学院入学選考です。

アメリカの大学院留学

アメリカの専門教育は大学院から 日本に比べて、アメリカでは、修士と学士の初任給の違いが歴然としているので、大学院進学希望者が多く、それほどハードルは高くありません。チャレンジ精 神があり、的確な情報収集をして周到に準備すれば、日本人でも、アメリカの大学院に留学して修士(2年)、博士(5-6年)を取る事は可能です。また、法 学、医学、英語教授法、カウンセラー教育学等は、大学院でしか学べません。コースワーク中心で、修士論文は選択です。

カナダの大学院留学

カナダの大学院では、2年間で修士(Master)を取れ、修士論文は選択です。リサーチプログラムも多く、2年目は、リサーチと修士論文に充てるコースが主流です。さらに、4-5年の博士(Doctoral)コースがあります。

イギリスの大学院留学

イ ギリスの大学院では、1年間で修士(Master)を取れ、修士論文は必須です。レクチャー中心のSet Programme (Taught Programme)、リサーチ中心のResearch Programmeがあり、大学院留学準備コースには、学部での専攻科目と異なる分野を希望する際の準備するPostgraduate Diploma、また、Graduate Diploma (Foundation Diploma、Bridging Diploma、Preparatory Diplomaとも呼ばれます)のコースがあります。さらに、3年以上の博士(Doctoral)コースがあります。 「大学院準備コース」 の意義は2つあり、一つは大学院の専門知識がバックグラウ ンドにない学生が、基礎知識を学べます。もう一つは、留学生の英語力の強化を目的としたプログラムです。両方の目的を兼ね備えたコースもあり、専門分野の 基礎知識と、英語を同時に学べる留学生には非常に魅力的なプログラムです。通常「大学院準備コース」は一年間なので、その後大学院に進学しても、合計2年 間で修士課程を終了することができます。 イギリスの修士課程は1年間で修了しますが、アメリカ大学院と異なり、ほとんど休みのない12ヶ月 になります。最初の夏学期は、留学生用の英語コースで英 語を学び、修士課程に備えます。秋学期、冬学期、夏学期の3学期が大忙しで終了すると、最後のSummer Break(夏休み)で修士論文を仕上げなくてはいけません。夏休みが約3ヶ月、冬休みが約1ヶ月あるアメリカの制度とは大きく異なります。

オーストラリア・ニュージーランドのの大学院留学

オー ストラリア・ニュージーランドの大学院では、レクチャー中心のSet Programme (Taught Programme)1年で、リサーチ中心のResearch Programmeで、2年で修士(Master)を取れ、修士論文は選択できます。留学準備コースには、学部での専攻科目と異なる分野を希望する際の準 備するPostgraduate Diploma、また、Graduate Diploma(1年間)かGraduate Certificate(半年)のコースがあります。さらに、3年以上の博士(Doctoral)コースがあります。 オセアニアの大学院が イギリスの大学院と違う点は、修士課程の期間が1年のコースだけでなく、2年間のコース もあるという点があります。2つ目は、入学時期が2月(前期)と7月(後期)の年2回あるという点で、3つ目は費用の違いです。オセアニアの大学院は、イ ギリスの大学院に比べて安くすみます。